「北海道十勝熟成黒にんにく」は、徹底した温度・湿度管理が可能な、JA十勝清水町の工場で製造されています。

まず、収穫後、35度前後で1ヶ月程度乾燥します。次に、にんにくの病気を防ぐため、50度前後で11時間程度熱処理をおこないます。

この工程は、貯蔵性の向上、発芽抑制のため、種子用も販売用も全量実施します。来年種になるものもあるため、将来のために大切な処理です。

その後、マイナス2度の冷蔵庫で貯蔵されます。

加工前の下準備では、根を切り、おおまかに皮をむき、下部を研磨。とても手間のかかる作業ですが、この工程は全て手作業でおこなわれます。

丁寧に仕上げられたにんにくは、原料の時と比べ、とても奇麗な白いにんにくとなります。

そして、いよいよ黒にんにくの熟成工程です。まず30日間、65〜70度で熟成させます。その後、さらに庫内から出して、2週間の自然熟成をおこないます。

この段階にきてやっと、強い匂い、辛味成分が抜け、にんにくが本来もっている甘味が味わえるようになります。玉ねぎを炒めて甘味を出すイメージです。

生産から加工まで、JA十勝清水町の一括管理のもと、化学的な添加物を一切使わない「北海道十勝熟成黒にんにく」が誕生します。

完熟の甘味を活かし、様々なお料理にも活躍する黒にんにく。

ホタテのバター焼きに、スライスした黒にんにくを添えて。
また、オリーブオイルで炒めたマッシュルームと玉ねぎに黒にんにくを加え、白ワインで仕上げた「黒にんにく・マッシュルームリゾット」にして。料理の幅が広がります。

黒にんにくをそのまま食べる場合には、1日1〜2粒を目安に、皮をむいてお召し上がり下さい。にんにくとは思えないほど食べやすくなっています。
スプーンや爪楊枝を使うと、手を汚さずお召し上りいただけます。

黒にんにくは、食べている時にはにんにくの臭いがあっても、後まで臭うことがないため、「にんにくは食べたいけど、食べた後の臭いが気になる…」という方にもおすすめです。

個人差はありますが、食べている時は多少の匂いを感じても30分程度で治まるため、朝食や、ヨーグルトなどと一緒に、毎日召し上がる方も増えています。